マルトデキストリンに注意!カーボパウダーやプロテインは大丈夫?

「食パン4枚」と「砂糖10スプーン」は栄養表によると、炭水化物100グラム、400kcalで同じです。

それではおやつでジャムを塗った食パン4枚の代わりに砂糖10スプーンにジャムを混ぜて1日3回ずつ食べてみるのはどうですか?

痩せている自分の子供に1日3回の食事ごとにジャムパンの代わりにこれを食べさせると、安くて簡単でいいでしょうか。

 

 



1.マルトデキストリン(maltodextrin)、君は一体何者だ?

マルトデキストリン(MD)は、ほとんどすべてのカーボパウダー&増量用プロテインなどの炭水化物の成分に広く使用されます

これらだけでなくても、スーパーで売っている一部の飲料、ピーナッツ食品などのようにねっとりした感じを与える粉末飲料、さらには紙を貼る糊を作る際にも使われます。

このような穀物類飲料にマルトデキストリンが入ってる理由は別にあります。

水と混ぜると特有の粘性が生じるために高い生穀物の粉をほんの少しだけ入れても本当に穀物を使用したようなとろりとした食感を得ることができるからです。

 

n(CH2O)6

これがマルトデキストリン(maltodextrin)の分子式です。

[炭素1個、水素2個、酸素1個]×6 = ブドウ糖

このブドウ糖n個が連鎖のように次々と連結された1次元線形構造がまさにカーボパウダー、一部プロテインの炭水化物で使用しているマルトデキストリンです。

下の図は、構造の一部分です。

025-1
図でわかるように一列で連結された簡単な構造です。

大半の他の炭水化物はブドウ糖と栄養素、繊維質、細胞などに混ざっていてちょっと複雑な構造です。

それに比べるとMD、はブドウ糖の鎖が裸で露出されている非常にずさんな構造です。

 

2.マルトデキストリンが体の中に入ると、、

マルトデキストリンは確かにずさんな構造ではありますが、単純糖類(Sugar)ではありません。口に入れて味を感じようとしても甘くもありません。

しかし、最初の構造からずさんなので、のどを通った瞬間、すごく早いうちに数多くのブドウ糖へと分解されてしまいます。

正直、多糖類の仮面をかぶった単糖類と言っても過言ではありません

GI値の基準値であり、事実上の最高値であるブドウ糖の数値が100ですが、マルトデキストリンのGI値は97なのでブドウ糖との差がないと言ってもおかしくないです。

初心者の方たちが見るには成分表に炭水化物と書いてるので、そのまま炭水化物だと思ってしまいますが、木片も炭水化物だし、牛の角はタンパク質です。

ただ人が消化できないだけです。栄養表に騙されないでください。

 

3.マルトデキストリン(MD)の故郷はどこ?

 

026-1

これは自然物というよりは人工合成物に近いです。

原料はトウモロコシですが、トウモロコシは単位面積当たりの収穫量が多いですが、栄養価値が低いのでほとんど飼料あるいは工業用に取引されます。

人体にはよく消化できませんが、高果糖コーンシロップ、マルトデキストリンのような合成炭水化物を作り出す原料に使われます。

この二つはどっちも体に悪いと非難をたくさん受けている兄弟です。なのに、なぜカーボパウダー、プロテインなどにMDを使うか?

その理由はただひとつ。

 

ものすごく安いからです。

 

 

4.カーボパウダー&プロテインとマルトデキストリン

とにかくカーボパウダーの文章を読むと、「砂糖無し、あるいは良質の多糖類」と書かれています
さらに「ブドウ糖よりGI値が低い高級炭水化物」とまで親切に書かれています。

確かに砂糖がないのは一応事実ですし、ブドウ糖よりGI値が低いと言われれば低いですね。
その差がたった0.1しかなくても低いと言えますし、多糖類であるのは確かです。

しかしそれは、砂糖を摂っていることと何の変わりもないのです。

 

カーボパウダーはたいてい1000kcal以上の高炭水化物高カロリーゲイナー(シリアス・マス、スーパーヘビーウエイトゲイナーなど)と550kcal前後の中カロリーゲイナー(サイト、エンラジなど)があります。

このうち、中カロリーのものだけを見てもマルトデキストリンが1回分80グラム、高カロリーのシリアス・マスは1回分250グラム(砂糖25さじ)前後です。

それを1日3回食べなさいと言っています。

 

もう一度お聞きします。

砂糖25さじを1日3回ジャムに混ぜて食べる人を想像できますか?

それと同じです。

026-3

 

とにかく、そんな広告コメントに誘惑された方が「私は砂糖を摂取しない」という考えで満足してカーボパウダーを飲んでいるのが現状です。

しかし実際には「甘みがない」目隠しをした砂糖と別に変わらない合成炭水化物を食べているわけです。

恐らく、カーボパウダー(ウェイトゲイナー)を飲んでる方に同じ量の砂糖を食べてみてと言うと、「私を殺すつもりか」とすごく怒るでしょう。

 

砂糖でも、マルトデキストリンでも、ブドウ糖でも、たくさん食べれば太るのは間違いないです。

その莫大なカロリーを摂取しておいて、自然にどこかに消えるようなことはありません。

問題は血圧だ、血糖だ、内臓脂肪だからって、どうせ自分がすぐ感じることができないことだし、お腹だけ出ても体重さえ増えれば満足する人もいます。

 

 

5.何を食べるのか選ぶのは人それぞれ。でも僕はカーボパウダーは食べません

アジア人は基本的に糖尿病にかかりやすい体質で生まれつきの場合が多いです。

そのため、日本人の糖尿病は、肥満とはあまり関わりがなくて糖尿病患者の70%は、体重上では肥満とは関係のない正常人です。

生活習慣、食事の習慣は糖尿の発病に及ぼす影響はまだ明確ではないですが高エネルギー食(+遺伝)が悪影響を及ぼすことは明らかです。

 

西洋人は糖尿と高脂血症のようないわゆる成人病に気質的に強いです。

同じ体脂肪費、同じウェストでも西洋人の発病率は1/3に過ぎないし、基礎代謝量も高いです。

日本人が西洋に行って似た体型、似たような生活をする西洋人と一緒に食べれば容赦なく豚になります。
(反対に西洋人が日本料理に換えるだけでどんどん痩せていきます)

 

そのような西洋人に合うように作られたカーボパウダーを、糖尿病にもなりやすく基礎代謝量も相対的に低い日本人が果たして食べてもいいものかは真剣に考えてみる問題です。

 

もちろん運良くインシュリン管理能力の良い体質で生まれたなら、本当になんの問題もないこともあります。タバコとお酒を続けていながら100歳過ぎても健康に生きる人もいるからです。

 

しかし、だからと言ってその人の子供も同じように酒やタバコは体に何の悪影響もない、とは言い切れないと思います。

ですから自分には合っていたとしても、周りの人にまで勧める必要はないでしょう。

 



6.注意 – 難消化性マルトデキストリンは違う物質!

インターネットで「マルトデキストリン」と検索すればこの難消化性デキストリン(indigestible maltodextrin)に関連した内容が次々と出てきます。
糖尿病の補助食品として流通している食品で、これは言葉通り「難消化性」で、消化がうまくいかないように特別に加工した食物繊維の一種です。

上記のマルトデキストリンとは全く違う物質です。

 

7.砂糖とマルトデキストリン

多くの方々が砂糖は絶対体に悪いと思ってますが、実際砂糖がインシュリンに影響を及ぼすのはそれほど単純な問題ではありません。

そのためかいろいろ調べてみると、砂糖のGI値に関しては人によって答えが変わってしまいます。

 

とにかく砂糖は原料や粒子の大きさ、どう摂取するかによって、GI値は千差万別です。

果糖+ぶどう糖が混ざっている糖で、ある場合はマルトデキストリン(MD)よりGI値が低く現れます。

インシュリンはブドウ糖にだけ反応するからです。そのため外国では、運動をする方々や健康に気を使う方たちは、サトウキビを精製せず食べたりします。

 

 

マルトデキストリンについて結論

マルトデキストリンは普通の砂糖とほとんど変わらないです。

とりすぎは体に良くないのは明らかですので、太るためやバルクアップのためにカーボパウダーや増量用のプロテインを大量に飲むことは絶対にやめたほうがいいです。

マルトデキストリンが入った商品をわざわざ購入して体に入れる必要は無いです。

僕なら甘みもあって満足感があるきび砂糖を、適当量プロテインに混ぜて摂取します。

体に合っているなら良いですが、強く購入を勧めてくるトレーナーがいたら注意が必要ですね。

 

 

 

【バルクアップ HMB プロ】HMBは筋トレの効果を早く出す人向けのサプリメント

↓ ↓ ↓ 初回のみ500円で送料無料。返金サポートもついています。

HMBサプリメント

にほんブログ村 その他スポーツブログ 筋トレ・ウェイトトレーニングへ
にほんブログ村

スポンサーリンク


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

コメント

    • なー
    • 2017年 8月 15日

    面白い観点からの記事の書き方ですね。
    トレーニングのサプリメントの常識では、
    マルトデキストリンは吸収が早い『糖質』なので、トレーニング前、中にBCAAなどと混ぜてエネルギー補給し、
    トレーニング後は、プロテインと混ぜてグリコーゲンの
    回復や、カタボリックの防止、たんぱく質の吸収促進などで
    使う事が一般的かと思うので。
    逆に吸収速度が早いので、すぐ血糖値は下がるので、
    1日を通して安定したエネルギー補給にはむかなかったり。
    PFCバランスを考えて、必要や物を必要な量、
    必要なタイミングで摂ればいいので、要は使い方
    ひとつだとおもんうですけどねー。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る