ダイエットで過剰摂取したカロリーはすぐ脂肪にはならない!

前記事で伝えたように、私たちの体は最優先で生命活動を維持するための基礎代謝にエネルギーを消耗します。

そして2番目として活動のためのエネルギーを消耗します。

最後に残るのが3番目、保存に入ります。

保存という言葉を使うと「脂肪」を想像し、太るのかと思ってしまうかもしれません。




しかし、ここでいう保存は脂肪だけを意味するのではありません。

私たちの体は炭水化物、脂肪、タンパク質をすべて保存します。

順番を決めるのが好きな私たちの体はここにも順番をつけておきます。

 

1番目 保存 – グリコーゲン

つまり動物性炭水化物です。一番早く使うことができる効率的な最上級エネルギー源であるため、

グリコーゲンタンクが空いていたら私たちの体は一番先にグリコーゲンから満タンにしようとします
グリコーゲンをどこに保存するでしょう?

早く引き出して使うエネルギー源だから一番たくさん使うもののそばにおかないといけないでしょうね。

ですので筋肉、そして代謝を総括する肝臓がグリコーゲンを保存します。

体内グリコーゲンの量は個人差が大きいですが、1500~2000kcal分ほどです。

 

純粋グリコーゲン300~400グラムにその4倍に該当する水が結合して身に保存されているために重さで言えば普通2キロ前後です。
もちろん、筋肉量によって個人差があります。筋肉が多いほどグリコーゲンの保存量も多くなります。

ですから、正式マラソンの水準の運動をしない以上、一度の運動で体内グリコーゲンを完全に枯渇させるのは不可能です。

 

ただ、筋肉に保存した分がまず使用されるために部分的な枯渇があるだけです。

このグリコーゲンというものは熱量に比べて重量がとても重たいので、グリコーゲンタンクが溜まっているか空いているかによって体重2キロほどの変化は起きやすいです。

 

その程度の体重の変化は脂肪量、あるいは筋肉量が変わったことではありません。

 

2番目 まだまだ欲張っている私たちの体

グリコーゲンタンクも満タンなのにまだエネルギーが残っています。

もう恐ろしい脂肪が出る番でしょうか?

違います。

残ったエネルギーを体は贅沢に使いたがります

残るエネルギーで代謝量も適当に上げて体に活力も吹き込んだり、

普段は10キロ持ち上げた筋肉が今度は20キロ持ち上げたいと欲を張ってエネルギーをもっとくれと要求もします。

さらにグリコーゲンまで自分も規定量よりも保存したいとデモをします。

 

とにかくエネルギーが残る場合は私たちの体は活力が溢れている高エネルギー状態になります

 

3番目 いよいよ登場ー!恐怖の脂肪

高エネルギー状態になっても余るエネルギーは炭水化物であれ、タンパク質であれ、脂肪に作って保存します。

しかし体脂肪を作ることも、体脂肪を再び分解してエネルギーに戻すことも体の立場ではなかなか大変な作業です。

(脂肪代謝は栄養代謝の中でもかなり複雑で、体にも無理がかかります)

 

なのにもかかわらず、なぜ脂肪に変わるかというと、同じ重さでは最も多くの熱量を出せるし、皮下に積もった適当な脂肪は人体を外部環境から保護するからです。



 

3順位同格 -ところが脂肪と同じ立場にいるものがまだあります

それはタンパク質の直接保存、つまり筋肉合成です。

脂肪の保存(太ること)とタンパク質の保存(筋肉が増えること)は、身の立場では別に変わらないという似たような意味の「保存活動」です。

 

ただ、脂肪の保存は極限状況で耐え切れる消極的な生存率を高めて、タンパク質の保存は労働あるいは競争で積極的な生存率を高める手段です。

しかし、生存の意味では筋肉は致命的な短所があります。

作るのも相当な熱量が必要で、作った後も持続的にエネルギーを消費するという点です。

 

なので、体の立場ではこの2つの間のバランスポイントを探すことが重要な問題です。

私たちが筋トレをするのは、そのバランスポイントを脂肪より筋肉のほうに動かすための刺激です。

とにかく原則的に体は生存することを最も優先します。したがって、エネルギーが余った時、はじめて本格的に筋肉も作ります。

 

そして脂肪を分解する時に筋肉も分解してこれから使うエネルギーを節約します。

しかし、いろんな理由で筋肉が少ない人はバランスポイントを合わせるため、少しの運動でも簡単に筋肉が付くだろうし、脂肪が少なかったり持続的なエネルギー不足に苦しんできた人は少しだけエネルギーが余っても脂肪の保存を最優先にするでしょう。

 

一方、脂肪が多すぎる体は脂肪分解をさらに旺盛にするだろうし、反対の場合は筋肉の分解をさらに旺盛になるでしょう。

 

正直いうと、体の立場では150キロを超える高度肥満症患者でも、体脂肪が7%にもならない巨大なボディビルダーもアンバランスな非正常(異常)です。

 

高度肥満症患者の体は脂肪をどうやって無くしてしまうか考えるだろうし、ボディビルダーの脳はどうしたらこの無駄な筋肉を無くしてしまうかをずっと考えるでしょう。

結果として、高度肥満患者、あるいは同じ体格でも体脂肪が高い方たちは少しだけ運動をしても脂肪が簡単に分解されて、ボディビルダーたちは運動のやり方を間違ってしまうと筋肉もおちてしまいます。

 

ビルダーたちがアミノ酸にWPI、WPH、さらにホルモンの注射まで使って必死に筋肉を守ろうとしている理由がこのためです。

しかし、一般人はすでにバランスポイントに近いので、こんな努力は必要ありません。

ですので、高価なプロテイン、サプリはほとんどの人に、特に筋肉の量が少ない初心者には意味のない金の無駄使いに過ぎません。

 

*体が最も活発に筋肉を合成する高エネルギー状態は体格による個人差がありますが、通常は1日200kcal以上の余剰熱量があれば良いです。
(これぐらいはご飯150グラム、バナナ2個、サツマイモ中サイズ1個ぐらいです)

バルクアップする方たちは普段維持してる食事量よりもこの程度で少しだけもっと食べれば、筋肉を作るのに十分な高エネルギー状態になります。

 

 

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